今年3月にMPEG2_TS記録のフルHD ( 1920x1080 ) 記録可能
な民生機がビクターから発売されました。世界初のフジノンレンズ
と、フルHDの構成。そして、フロッグ軽減が見込めそうなHDD記
録とコンシューマにこんなモノが降りてきたのかと驚くような製品
が登場しました。ある種、編集機材と編集方法を完全に選んでしま
いますが、HD時代の到来を予感させるものでした。
製品のラインナップを見ると、HDVの1080/60i ( 1440x1080 )
のMpeg2_TSでminiDVに記録するモノと、同サイズで、AVCHDに
て記録する製品がその多くを占め、HD製品はもうちょっと先になる
のかなと思っていました。
しかし、以外と早くコンシューマHD製品の発表がなされました。
松下電器産業は、今月25日。世界初のフルHD記録型AVCHDカムを
リリースします。製品は2種類で、
・ HDC-SD3 (店頭予想価格 15万円前後)
・ HDC-DX3 (店頭予想価格 14万円前後)
となっています。
HDC-SD3 は、SDメモリーカード記録型製品で、HDC-DX3 は、
DVD記録型の製品となっており、それぞれ現在市場で流通している
HDC-SD1 、HDC-DX1の後継機となります。このリリースと共に
HDC-SD1 、HDC-DX1は生産中止となる事が決まっています。
基本的にこの2製品は、記録媒体と形状以外は共通しているようです。
まず、1920x1080と言うフルHDサイズでのAVCHDでの記録。
AVCHDと言う規格は、MPEG4の拡張規格なのですが、基本的にSD
からフルHDまでサポートしています。今回そのフルHDのサイズに適
応させたモノとなったようです。
基本的に、SD1でも映像を捉えるのは1920x1080だったようで、そ
れを1440x1080に変換しAVCHDで記録していたのですが、今回は、
解像度変更無しにそれを行っているようです。
今後、パナソニックではフルHD記録製品にシフトするようでHDVで
お馴染みの1440x1080のサイズで記録する製品はでないです。
記録方式は
HF (1,920×1,080ドット / 13Mbps / CBR)
HN (1,440×1,080ドット / 9Mbps / VBR)
HE (1,440×1,080ドット / 6Mbps / VBR)
となっており、記録時間はHFの場合、4GBのSDカードで約40分、
DVDの片面では約14分の録画が可能となっています。
撮影素子には、1/4型総画素数56万画素のCCDを3枚利用した
テルニオン 3CCD HD
を搭載しています。
一番の違いは、不評だったバッテリー回りの改善でしょうか。
流石に同じ金型で射制成形をしていると思われるボディーは、
変更がなく、付属するバッテリーも共用なので、最大録画時間より
バッテリー容量の方が少ないのですが、前回にはなかった外部バッ
テリーがオプションとして発売されるようです。
多分に必須アイテムになりそうなそれですが、バッテリーキ
ットと大容量バッテリーを組み合わせると+3万円弱と言う感じに
なりそうです。
ソフトの方も変更がなされており、HD Writer もフルHD動画対応
バージョン
HD Writer Ver1.5J for
SD/DX
にアップデートされています。
1,920×1,080ドットの動画取り込み/編集/書き出しをサポートした
ほか、HD動画をMPEG-2のSD
解像度にダウンコンバートする機能も
追加されたようです。このソフトはDVDへのライティング機能を持た
ないのですが、DVDのライティングが可能なドライブが搭載されたP
Cでは最初からライティングソフトがバンドルされていると思われる
ので、それと連携することで、SDにコンバートしたMPEG2をDVDに
する事が可能となりました。つまり、Playstation3やAVCHD対応の
製品でなくとも再生可能となったわけです。
SD3に関しては、同社のBDレコーダのスロットからBD-REへの記録
が可能となっているようです。
5.1ch記録などの機能そのままに、フルHDとなった製品ですから、
映像の作りなどの違いやハイビジョンの難しさの一つであるフォー
カススピードなどがどうなっているのかなど気になることは多いの
ですが楽しみな製品だと思います。
今年に入り、HD製品が一気に3製品になりました。価格的に、その
1.5-2倍出すとプロシューマ用の小型機が買えてしまいそうなのです
が、ある種、こっちにシフトしてくるのかなと言う印象はありますね。
AVCHDと言うとソニーも製品を出していますし、HDD記録などだと
長時間記録が可能なこのフォーマットは魅力的なもののように思えま
す。
ただ、今年序盤でHD記録製品が3製品ですから、今年はコンシュー
マハンディーカムのHD時代の幕開け的な年になるのかも知れませんね。
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